※このコラムは一般的な中小企業様を想定していますので、御社の場合にそぐわないケースもあることをご理解ください。
いっとき騒がれていたような、ホームページが新規顧客をどんどん連れてくるという時代は終わりました。現在の主流はメディアミックス、つまり、テレビをはじめとするマスメディアでイメージを宣伝し、ホームページに誘導することで詳細な情報を伝えるという大掛かりな手法です。しかし中小企業ではこのような手法は資金の問題から不可能です。
これを踏まえずに新規顧客獲得だけに重点を置いたホームページの運営は、無意味な資金・労力の消費となってしまいます。
中小企業にとってのあるべきホームページとはどんなものか?それは「会社案内パンフレット」のような地道なものです。手渡しできる範囲のお客様・取引先をターゲットとし、「営業品目」「連絡先」「会社情報」「所在地情報(地図など)」といった基礎的な情報をきちんと伝えるということにつきます。
この「会社案内」ホームページの目的は、名刺を交換した新しい取引先が御社の予備情報を得て安心材料としたり、顧客が知人を紹介する際の有効な伝達方法となることです。
ホームページは印刷物に比べて制作コストが低く、常に新鮮な情報を掲載することが可能です。つまり、手法・ターゲットを誤らなければ、中小企業にとっては信用・信頼を得ていくための大きな武器となります。
マスコミにとりあげられるのは大企業の宣伝戦略ですが、これに惑わされることなく、中小企業なりの地道な戦略を展開していくことが大切です。
インターネットを利用しているお客様の多くは、「口コミ」や「紹介」といった経路で知った場合でも、お店・サービスに興味を持つとホームページから情報を得ようとします。そこで満足できる情報を得ると、購入へ向けた動きに拍車がかかります。
顧客が知人を紹介する場合にも、双方がインターネット利用者ならば、ホームページを知らせるケースも多いです。これはホームページを知らせることで「会社の概要」「地図」といった説明が簡単にできるからです。
また顧客自身も紹介する前に、知人のニーズに御社が対応できるかを確認するためにホームページをチェックするケースも少なくありません。
このように「紹介」という最もアナログ的な顧客獲得方法においてさえ、ホームページが活用されているのは何ごとかを示しています。
クルマ屋さんが中古車情報を掲載した場合、見知らぬ顧客が買いにくるような作りにするためには非常な労力が必要ですし、それ専門に力を入れている業者にはかないません。
中古車を探していた顧客に「こういう車が入ったけど、どう?」と電話し、まずはホームページで見てもらい、興味を持ったら実車を見に来てもらうような、商談の補助的な使い方が中小企業には向いています。
これらの事を踏まえた上で、「顔の見える距離」にいる相手をターゲットとして活用する姿勢が、中小企業のホームページを成功させる鍵となります。
当スタジオでは、ホームページに幻想を抱くことなく、お客様の営業形態など、実態に合わせた現実的な活用方法をご提案しております。
ホームページの活用はインターネットの中だけで完結するものではありません。大手企業はテレビCMなどとのメディアミックスを行いますが、中小企業であっても、今現在行っている営業活動を中心に据えた上で、補助的手段と捉えて効率化を考えていくことで、十分に実感できる効果を得ることができます。